ベーシックエコノミー発売開始 でも安くないかも

ユナイテッド航空はベーシックエコノミー運賃を一部の区間で発売開始しました。
でも、そんなに安くないというのが印象です。

Basic Economyとは?

ユナイテッドだけでなく、アメリカンなどアメリカの大手航空会社で導入が始まったベーシック・エコノミー。
サービスを切り捨ててその代わり料金を安くするという運賃。

なくなるサービスは?

ユナイテッドの場合のなくなるサービスは以下のとおり。
  • 座席指定不可
  • アップグレード不可
  • エコノミープラス指定不可
  • 航空券の変更と払い戻し不可
  • 座席上の荷物入れ使用不可、荷物は身の回り品一つのみ
  • プレミア資格ポイント(PQM、PQD、PQS)、ライフタイムマイルの加算なし
  • 米国内会員のプレミア資格獲得条件の利用区間には含まれない

継続されるサービスは?

  • スナック、飲み物、Wi-Fi、機内エンターテイメントは利用可
そりゃあ、そうでしょ。
目隠しするわけじゃないし。
  • スターアライアンスゴールド会員、米国発行の対象となるクレジットカードホルダーはフルサイズの荷物の持ち込み可
  • 受託手荷物は今までのエコノミーと同一規定
  • プレミア会員、スターアライアンスゴールド会員、対象クレジットカード会員は優先搭乗あり

運賃クラス

現在のところ、一部路線だけですので変更があるかもしれませんがNとなっています。

マイル加算は?

PQM、PQD、PQSは対象外ですが、マイレージプラス会員はルール通りの加算
ANAマイレージクラブ会員がANAマイレージクラブに積算する場合は30%積算となり、割引率の高いエコノミークラスと同じ加算率となります。

そんなに安くない!?実際の販売価格


実際の価格を検索してみました。
2017年4月18日。
この日からベーシックエコノミーがスタートします。

エコノミー運賃が10,010円。
ベーシックエコノミーが7,750円です。
その差額は2,260円。

ユナイテッドにしては安いと思う。
ただし、先週販売が開始された直後は、全然安くなく、今の運賃の倍くらいしてました。

格安系会社の運賃は?

わりと格安のフロンティア航空で同区間を運賃検索をしてみると…


51ドル。
ちなみに有料のDiscount Den memberになれば41ドル。年会費は49.99ドル。
荷物は身の回り品1コ持ち込み可能なのでマイル加算や上級会員向けサービスを考慮しなければ条件的にはほぼ同じ。

私がデンバー在住でミネアポリスに行くのであれば、荷物がないのであればフロンティア航空を利用すると思います。
でも、荷物があると微妙に。

身の回り品一つに収まりきらない場合はユナイテッド・ベーシック・エコノミー

フロンティア航空の場合シーズンによって荷物の手数料が頻繁に変更になるのですが、2017年4月18日であれば、機内持ち込み手荷物は35ドル。受託手荷物は30ドル。
機内持ち込み手荷物のみであれば合計86ドル。
受託手荷物のみであれば合計81ドルとなります。

プレミア会員・スターアライアンスゴールドメンバーならばユナイテッドの方がトータルコストではお得になります。

一般会員の場合はユナイテッドの場合、機内持ち込み、受託手荷物、いずれでも25ドルかかるので若干の差でフロンティア航空の方が安くなると思います。

手荷物コストと座席指定で判断を

結局、上級会員の場合は、座席指定できるかどうかが一番の違い。
本来有料のはずの機内持ち込み荷物や受託手荷物が回避できるのなら、座席指定できるかどうかがポイント。

フロンティア航空は座席指定は有料です。
6ドル~20ドル。

ユナイテッドはベーシックエコノミーは指定不可。

ユナイテッドの通常エコノミーなら指定可能。
上級会員の場合エコノミープラスでも指定可能です。

となると、座席指定と手荷物コストを勘案して搭乗会社・運賃を決めるといいと思います。

国際線での導入は未定です。

詳細はBig Metal Birdでも案内されています。

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