米国居住者は要注意!! 一部の運転免許証で飛行機に搭乗できなくなります

米国の一部の州発行の運転免許証と州政府発行のIDがアメリカ国内線の搭乗手続時に身分証明書として使用できなくなります。

REAL ID and Air Travel

米国居住者はアメリカ国内の航空機移動の際に運転免許証でセキュリティチェックを受ける人が多いと思います。

ところが、2018年1月22日から一部の州で発行された運転免許証と州政府発行IDが身分証明書として使用できなくなります。

これはReal ID法に基づき、実施されるもの。
特に一部の州の運転免許証は不法移民にも多数発行されている実態があったために実施されるものとされています。

1月22日から使えなくなる可能性がある州は7つの州(準州)

今回、国土安全保障省に対してREAL ID法に準拠しているか審査中になっている州は準州を含んで11州。

特に日本人や日系人の居住が比較的多いニューヨーク州やイリノイ州、グアムも審査中。
国土安全保障省の審査結果によってはREAL IDとしての使用が認められない可能性があります。

カリフォルニア州などは期限が延長

完全に準拠していなくても一部の州で発行された有効な運転免許証での航空機への搭乗が2018年1月22日以降も認められます。

例えば、カリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州の場合は2018年10月10日まで運転免許証での航空機への搭乗が可能です。

REAL IDではない運転免許証も発行されています

コロラド州など既にREAL ID法への準拠が完了されている州でも、永住権を持たない外国人などには公的身分証明書として使用できない運転免許証が発行されています。
その場合は搭乗手続きに使用できません。

特に免許証に「使用不可」の記載があるものは現時点でも使用することはできません。
更新後に免許証がこのタイプになってしまった人は特に注意しましょう。

運転免許証以外のREAL IDとは

REAL IDに準拠しているIDとして認められるもので代表的なものは以下のとおり。
  • アメリカのパスポート(パスポートカード含む)
  • DHSトラベラーカード(グローバルエントリー、ネクサス、セントリ、ファスト)
  • アメリカ永住者カード
  • 外国政府発行のパスポート
米国外居住者についてもREAL IDに準拠した身分証明書で搭乗手続きを受ける必要があります。

結論を言うと、パスポートがあれば大丈夫。

最新情報は国土安全保障省のホームページで

現在審査中、期間延長中の州、及び準拠が完了した州についての最新情報は国土安全保障省のホームページで確認できます。

0 件のコメント :

コメントを投稿