オーバーブッキングの事例

2012年に話題になった高橋幸宏氏のツイート。
当時アクセス数がかなりあった記事です。

JALのオーバーブッキング

JALのオーバーブッキングについて、ミュージシャンの高橋幸宏氏のツイートが話題になっています。


ビジネスのシートをコンファームしてあったそうですが、結局オーバーブッキングで乗れなかったみたいでダウングレードを提案されたので拒否したという話です。

芸能人と気付かれなかった!?そもそも知らないだけじゃないの?


JALのマネジャーが高橋さんのことを知らないふりをしたということですが、その後、友人が抗議したおかげで有名人だということに気づいてもらえて、空港付近のヒルトンを手配したとのこと。
バスというのは、ホテルの送迎バスのことですよね。

そもそも、有名人であろうがなかろうが、オーバーブッキングで翌日になるわけですから宿泊施設の手配は航空会社でやってくれますよね。
しかも、その宿泊施設までは、通常、送迎バスがあるのであればそれを利用するのが当たり前だと思います。


ここで柴崎コウ さんも、ヒースロー→成田で過去にオーバーブッキングがあったとの事。柴崎さんのRTでは航空会社名はかかれていないが、JALのオーバーブッキングに関するRTであることと、ファーストクラスになったということからもJALに関するものでしょう。
ということは、ファーストになれば拒否しなかったということですよね。(当たり前ですが)


レシートで補填されるのは具体的に書いていませんが、考えられるのは「ホテルまでのタクシー代」もしくは「ホテル代」のいずれか。
「ヒルトンの部屋をとられて、一晩過ごす」とつぶやいてるからタクシー代のほうが妥当か。
でも、Brown's Hotel とオーバーブッキングの際のJALが補償するホテルは全く関係がありません。
また、JALのマネジャーの氏名をつぶやいちゃっていますが、交渉中に交渉相手の氏名を公にすることっていいのでしょうか。


それを人はオーバーブッキングといいます。
何らかの理由ですか、座席を用意してもらえなかった理由ですが、数日前に電話がかかってきていることから高橋さんの乗客としてのプライオリティが低かったのでしょう。
プライオリティを決める要素としては航空券のクラスや搭乗頻度などがありますが、今回の場合は理由は不明です。
JALの知人(エグゼクティブだそうですが・・・)面目も丸つぶれになるのでしょうか。
私はそうは思いませんが。



最初にJALからの電話を「上目線の電話」と批評しておいて、このツイート。

これ以外にもツイートされているものもあるようですが、これ以上の引用も必要ないでしょう。

オーバーブッキングの責任は航空会社にあると思います。
しかしながら、オーバーブッキングはなぜ認められているのでしょうか。
もし、オーバーブッキングがない航空会社があるとするならば、その航空会社の運賃は非常に高額になってしまいます。
というのも、仮にオーバーブッキングをしなかった場合にノーショウなどが発生してしまうと空席がある状態で飛行しなくてはいけなくなってしまうから。
実際にどのくらいのノーショウが発生しているか公表している事例は少ないですし、公式なデータも持ち合わせていませんが、以前JALではありませんが航空会社の営業の方にお聞きした話だと、ひどい場合は数百以上のノーショウなどがひとつの便で発生する場合もあるそうです。

高橋さん本人やファンの方からみるとあまり面白くないかもしれませんが、乗客のプライオリティを判断する際に高橋さんレベルの有名人ということは考慮されないということだと思います。
むしろ、そういったことを考慮しない点を評価する方もいるのではないでしょうか。

オーバーブッキングを避けるノウハウもありますが、それを実践していてもオーバーブッキングになる場合もあります。
むしろ、今回はJALから事前に連絡できるようなオーバーブッキングが発生していたわけですから、JAL側も、高橋さん側も、もう少しスマートに交渉できればよかったのではないでしょうか。

欧米キャリアはもっとドライな対応

ところで、私が普段利用している航空会社は、チェックインしてあっても勝手に座席変更するし、オーバーブッキングももちろんあるし、当時予約していた予約記録の中には、予約した際にはビジネスクラスでコンファームされていたのに、予約してから数時間後にモノクラスの機材に変更になっちゃったのもあります。
アップグレードが確定していてもダウングレードされた事例も。

ラスベガスから帰国 国際線ダウングレードを経験するも直前回避

怒る気持ちもわからないでもないが、やはり交渉が重要。
自分の希望を明確に伝えて、有利な条件を引き出す様にしましょう。

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