ユナイテッド航空 ワイドボディの動向 プレミアムプラス導入機材は日本へ飛来

ボーイングは10月1日にユナイテッド航空がボーイング787-9型機を9機追加発注したと発表しました。
今現在のユナイテッド航空のワイドボディ機の状況を確認しておきます。

3クラス機材は続々改修

ボーイング767-300ER

もともと旧ユナイテッド航空の機材だったボーイング767-300ER型機。
ほとんどの機材がポラリスもしくは2クラスへの改修を完了。
グローバルファーストがある3クラス機材は1機のみ就航中です。
現在就航中の内訳は以下のとおり。(運用外の機材は除外しています。2018年10月7日現在の状況です。)
  • ポラリス導入機材 11機
  • 3クラス機材 1機
  • 2クラス機材 19機

ボーイング767-400ER

旧コンチネンタル航空機材のボーイング767-400ER型機はビジネスクラスのフラット化が遅かったこともあり、しばらくは現状のままの運用予定です。
  • 2クラス機材 15機

ボーイング777-200/777-200ER

ボーイング777-200型機のうち航続距離延長型(ER)でないものの改修は完了。全て国内線用2クラス機材となりました。
777-200ER型機のうち旧ユナイテッド航空の3クラス機材も続々改修されています。
特に改修後はエコノミークラスが横10列となり窮屈な印象です。
ただし、Premium Plusも導入。
こちらは、日本へ飛来することがあるようです。

ユナイテッド航空 プレミアムエコノミー Premium Plus デビュー

旧コンチネンタル航空の777-200ER型機は旧ユナイテッド航空と比較してビジネスクラスがゆったりしていることもあり、現状のままの運用がしばらく続きますが、いずれ、ポラリスを導入する予定です。
  • 国内線用2クラス機材 17機
  • ポラリス/プレミアムプラス導入機材 6機
  • 3クラス機材 23機
  • 旧コンチネンタル航空2クラス機材 21機

ボーイング777-300ER

ユナイテッド航空では新しい機材のボーイング777-300ER型機ですが、プレミアムエコノミー Premium Plusを導入する改修を行っています。

既に改修された機材は1機。
2018年10月7日ニューヨーク/ニューアーク発の成田行にこの機材が使用されています。


ユナイテッド航空のホームページのシートマップではまだこのコンフィグのシートマップはありませんが、フライト状況のホームページでは確認が可能。
見分け方はビジネスクラスの後方に横8列のセクションがあるのが新コンフィグ機材です。
  • プレミアムプラス導入機材 1機
  • 2クラス機材 15機

ボーイング787-8

1機が塗装のため運用から外れています。
  • 11機
1機が運用から外れていますが、まもなく運用再開の見込みです。
  • 24機

ボーイング787-10

2019年1月7日から就航予定です。
ポラリス、プレミアムプラス、エコノミープラス、エコノミークラスのコンフィグ。
しばらくの間プレミアムサービス路線であるロサンゼルス・サンフランシスコ-ニューヨーク/ニューアーク路線に就航する予定です。

アメリカに行くとき狙うべき機材は?

ビジネスクラスはポラリスの新シートが導入された機材を狙うのは言うまでもありません。

1K会員やGS、フルフェアーでプレミアムエコノミーことプレミアムプラスが正式運用に入るまでは777-200ERと777-300ER型機の改修済機材を狙っても良いのですが、直前で変わることも多く賢明ではありません。

エコノミークラスを利用するのであれば、横幅が広い機材がおすすめなんですが、これも改修されるまで。
改修前の旧ユナイテッド航空で横9列の777-200ER型機であれば45.9センチです。(一部のハズレ席は43.6センチ)

旧コンチネンタル航空の777-200ER型機や改修後の777-200ER型機、777-300ER型機、国内線用777-200型機、787-8型機、787-9型機のエコノミークラスの横幅は若干の差異はあるものの43センチ台。数ミリの差です。
ただし、旧コンチネンタル航空の777-200型機は他の機材よりリクライニング角度が深いです。

シートリクライニングはやはりカタログ上は倒れるようになっていなくても、最近導入されたスリムラインのシートは実際に座ってみると古いシートより座り心地は悪くないので一概には言えません。

でもやっぱり新機材の方が閉鎖された空間に詰め込まれている人数が多いので圧迫感を感じると思います。

767-300ER/400ER型機はワイドボディ機では一番横幅が広い46.9センチ。
こちらもポラリスの新シートを導入した機材ではリクライニング幅が3~5センチほど浅くなっています。

詳しくはユナイテッド航空の使用機材のページを確認してみましょう。

1 件のコメント :

  1. obaKobaさん、間違ってコメント消しちゃいました。

    > 新型ポラリスのシートは引き籠もれるのがイイですが、空調はB787にはかないません。
    > 一方で787-9の送風を強くすると、斜め後方のPAXから「風弱くしろゴルァ!」って怒られる。一長一短ですが、とりあえず低反発ジェル枕がデフォで配布されるので、どっちも好きです。なので、1日2便のSFO/FRAは77Wと789の混成ですが、スケジュール優先で選択しています。
    >
    > いま不安(期待?)しているのは、B763 の 1-1-1 アブレストなポラリスシートです。多分南米行きで出逢えそうだけど、今年はアルゼンチンペソが大暴落中で治安が不安...。

    787の空調、確かに良いですよね。
    適度に湿度があるのが気に入ってます。

    日本路線は来年から再来年に向けて、需要が高まるはずなので777が増える予感。
    ただ、772だったりして。
    763は日本に来ないでしょうね。

    ユナイテッドに乗り始めたころは日本路線はほぼすべて747だったので、時代の移り変わりを感じます。

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