マイレージプラス アップグレードプログラム変更

ユナイテッド航空のアップグレードが変更されます。
上級会員制度の変更と比較してインパクトが無いせいか、あまり話題になっていませんが、2019年12月4日からスタートです。

GPU・RPUアップグレートはポイント制へ PlusPoints新登場

今までユナイテッド航空のアップグレードはマイル+手数料でアップグレードする他に、リージョナル・プレミアアップグレード / RPUグローバル・プレミアアップグレード / GPUといったアップグレードの方法がありました。
もともとは旧ユナイテッド航空は紙のアップグレード証書があり、前述の2種類の証書の他に500マイルのアップグレード証書がありました。
500マイルのアップグレード証書は購入も可能で使用しない場合はマイルに引き換えることも出来ました。

2019年12月4日からはGPU・RPUに変わりPlusPointsと言われるポイント制へ移行します。


実際に関係があるのはプレミア・プラチナメンバーと1Kメンバーのみ。
というのもプレミア・プラチナの資格を達成した時点で今までRPUが2枚付与されていましたが、PlusPointsが40ポイント付与されます。
したがって、プレミア・シルバーやプレミア・ゴールドは原則として関係ありません。
ただし、過去RPUはキャンペーンや企業向けのインセンティブで付与されたこともあるので全く無関係とはいえないかもしれませんが…
ちなみに、付与率は以下の通り。

  • プラチナを達成した時点 40プラスポイント
  • 1Kを達成した時点 280プラスポイント
  • 1K会員達成後 25,000 PQM または 30 PQS 毎に 40プラスポイント
最新情報はやっと日本語ホームページにも掲載されました。

RPU・GPUの区別がなくなり使用しやすくなった

今回の改定で、改善点と思えるのがココ。
ポイント制になったのでリージョナルやグローバルの区別なしに使えることです。
今までRPUをもらっても使用しないことが多かったんですよね。
私の場合、友人や知り合いにあげてました。

短距離線で使用する場合は20ポイント

短距離線で使用する場合は20ポイントです。
短距離路線のフライトとは、ユナイテッド・ポラリス・ビジネスのないフライトで、アラスカ、ハワイ、大陸横断プレミアムサービスを含む米国内路線、米国-カナダ、ボゴタ、中米、カリブ海諸国、メキシコ、キト間の各路線、アイランドホッパーサービスを含むグアム-ホノルル路線、およびアジア域内路線。
アジア域内との記載があることから、日本-グアム間は短距離線扱いになります。

長距離線は予約クラスに応じて20から80ポイント

長距離線は短距離路線以外の路線となります。
クラス別の必要ポイントは以下のとおり。

  • エコノミー → プレミアムエコノミー 20プラスポイント
  • プレミアムエコノミー → ビジネス 30プラスポイント
  • エコノミー(W以上)→  ビジネス 40プラスポイント
  • エコノミー(S,T,L,K,G) →  ビジネス 80プラスポイント
また、日本在住者はあまり関係ありませんが、ベーシックエコノミー運賃はアップグレード対象外となります。

ANAやルフトハンザ、コパ航空でのアップグレードも従前と同じように可能です。
ANAやルフトハンザではアップグレードに40プラスポイントが必要。
ただし、対象となる予約クラスが制限されており、プレミアムエコノミー関連のアップグレードの設定は今のところありません。
ANAの場合、対象となる運賃クラスは C、D、J、Y、B、E、G。
ルフトハンザ航空では運賃クラス B、C、D、E、G、H、J、M、Q、U、Yとなります。

なお、11月1日から一部の米国内路線でプレミアムエコノミーであるプレミアムプラスが販売されていますが、現時点で国内線に関わるプレミアムプラスのサービス内容にかかわる発表がありません。
コールセンターでの回答スクリプトはあるようですが…
ということで、国内線で3クラス(ユナイテッドポラリス・プレミアムプラス・エコノミー)で運航される機材についての最新情報はユナイテッドのホームページで確認してください。
マイレージプラスの最新情報は以下のページからどうぞ。

マイレージプラスは見切るべき?

マイレージプラス。
前回紹介した上級会員制度の変更もあり、ショックが大きかった人も多いようです。


実際、デルタに乗り換えるといった意見も多いのですが、確かに上級会員制度はユナイテッドより相対的に取得は楽だと思います。
ただし、マイルの使いにくさは天下一品。
私もかつてサブで貯めていたのですが、スカイチームなので日本発着便は使いにくいです。

ちなみに、アメリカンは…
以前は3クラスのファーストクラスはかなり特典航空券が取りやすかったのですが、USエアウェイズと一緒になってからは取りにくい状態に。
しかも、一部の航空会社の特典航空券では燃油サーチャージが取られます。
ただし、一部の路線のエコノミークラス特典航空券ではウェブ特別特典といって通常より少ないマイル数で発券できることも多くなりました。

ユナイテッド航空のマイレージプラスは上級会員こそなりにくいですが、特典航空券の使い勝手の良さは健在。
ユナイテッド航空のプレミアムクラスの特典航空券は取りにくいですが、他社の特典は比較的取りやすい。
11月15日からマイルが変動制になりますので注意も必要ですが、日本の国内線の片道5,000マイル特典は魅力です。
特典航空券の発券名義に縛りがないのも魅力です。
マイルの有効期限もありません。

ただし、上級会員を目指したいというのであれば、マイレージプラスはお勧めできません。現時点でミリオンマイラーになっているか、まもなくミリオンマイラーになれるなら別ですが…
ただし、MileagePlusセゾンカードのサービス改定があり、プラチナカード本会員はユナイテッドクラブへの入場券を2枚付与。優先搭乗も可能に。特典航空券枠も優遇。アメリカのUnited Explorer Cardに準ずるものとなっています。
ゴールド会員は、特典航空券枠の優遇のみですが、プレミア会員でないなら魅力的です。

どうしても上級会員になりたいのであれば日系がおすすめ

ANAであればSFC、JALであればJGCという上級会員資格を取得して、その間に対象クレジットカードを申し込めばずーっと上級会員のままという世界的に見てもかなり優遇されているプログラムがあります。
ANAのSFCは上級会員にならなくてもANAグループ運航便で百万マイル搭乗(AMCで発券された特典航空券を含む)すれば申込できます。

これから上級会員を目指すなら日系をおすすめします。

0 件のコメント :

コメントを投稿