ユナイテッド航空 職員搭乗に関するオーバーブッキングに影響するポリシーを変更

ユナイテッド航空のオーバーブッキング問題。
相変わらず炎上中ですが、職員搭乗に起因するオーバーブッキングの際のポリシーが変更になりました。

職員搭乗の予約は出発60分前までに完了すること

今回、変更されたのは職員が搭乗する場合の予約は出発60分前までに完了することとなりました。

これにより今回のような職員搭乗による搭乗完了後に乗客を降機させることはなくなります。

ただし、注意点としては職員以外の場合についてはポリシーの変更がありません。

例えば、次のような事例。

ロサンゼルス国際空港の最低乗継必要時間は30分。
ボーイング777のような大型機は出発45分前に搭乗開始。
出発30分前になり、スタンバイだった乗客にも座席を開放。
出発20分前に乗り継ぎが間に合わないと思われていた乗客がゲートに到着した場合で、運賃クラスが上位だった場合。

また、ユナイテッド航空では取り扱いが明確ではありませんが、米国の航空会社では職務上の移動が必要な軍属を優先させる規定がある会社が多くなっています。

搭乗拒否が一番多かった航空会社はサウスウエスト航空

2016年の米国運輸省の Air Travel Consumer Report によると搭乗拒否が一番多かった航空会社*はサウスウエスト航空。
14,979人で乗客1万人当たり0.99人の搭乗拒否がありました。
*地域航空会社は除く

ちなみに、ユナイテッド航空は3,765人で1万人当たり0.43人でした

地域航空会社のレベルが低い

今回のユナイテッドのオーバーブッキング問題でも、地域航空会社が受託している路線で発生。
実は地域航空会社の搭乗拒否はサウスウエスト航空よりも多い会社があります。

エクスプレスジェットは3,182人で人数は少ないものの1万人当たり1.51人。
スカイウエスト航空は2,935人で1万人当たり0.98人と比較的高い比率で搭乗拒否を発生させています。

エクスプレスジェットはユナイテッド、デルタ、アメリカンの運航を受託。
スカイウエストはユナイテッド、デルタ、アメリカンに加えてアラスカ航空の運航を受託しています。

実際に利用するとわかりますが、どうしても地域航空会社が運航する便はサービスレベルが低く感じます。

まあ、座席数が少なく機材も見劣りします。
実際何回か利用したことがありますが、のんびりしていてローカルっぽい雰囲気なんですよね。

今回のポリシーの変更は当然ながら地域航空会社が運航する便も対象となります。

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